今回、幼稚園の課外教室と岐阜市内での教室開講にあたり、カリキュラムを考えた時に一番悩んだのが
「何をどこまで教えるべきか」
方針として「先取り学習はしない」としていますが、内容の中には小学校の算数が出てくるものもあるかもしれません。たとえば、
「いくつといくつ」
数の合成、分解です。小学校1年生の1学期に出て来ます。
教科書ではこの後、足し算、引き算、くり上がり、くり下がり・・・と続きますが、この教室では「いくつといくつ」止まりにしておきます。
5は1といくつで5かな?の次に1+4=5や5‐1=4へ進むのではなく、何と何で5になるのかな?いくつ(何通り)探せるかな?つまり、○+□=5 の ○と□を探せる力をしっかりとつけてもらいたいのです。さらに欲を言えば、やっているうちに
1と4で5だけれど、4は1と3で4だから、1と1と3でも5になる!
と気付けるようになればもっといいかなと。
あれ?「いくつといくつ」と聞いたのだから、3つの数字を答えるのは不正解?テストなら「問題をよく読みなさい」と言われてしまいそうですが、○か×かの前に、まずはお子さんたちの「気付き」「発見」を大事にしていきたいと思います。